全国の有名な「焼き物」の産地から見たら、益子というのは、それほどメジャーではないかもしれません。
私は、もともと陶器に特別な興味があるわけではなく、「陶器市」というものに出向くのも、益子だけ。

 

 

なぜ、益子焼きが好きかというと、型にはまらない、

自由で斬新な作風を受け入れる、柔軟な精神に富んでいるから。
まったく自由な発想で陶芸をやっていきたい、という芸術家たちが数多く、益子に集っています。

彼らの大部分は、全国の陶器の名産地と言われるところで、一通り、経験を積んだ熟練者たちです。

 

 

 

益子陶器市」は年に2回、春と秋に、栃木県芳賀郡益子町で開催されます。

益子焼の発祥は、普段使いの「生活の器」なので、値段も手頃。

首都圏から近い、ということもあり、毎回、相当な混雑です。


「共販センター」の裏のPに車を置き、いつも真っ先に寄るのは、P脇の「村澤陶苑」。

店の奥へ進むほど、値の張る良いものが置いてあります。
アケビを使ったディスプレイもセンス良いですよね。
好きなお店のひとつです。

 


今日は、ご近所のツインリンクもてぎで、熱気球フェスティバルが
催されていて、色とりどりの気球が上昇気流に乗り、気持ちよさそうに流れていきます。

青空に映えて綺麗。

 

 

 

お香の良い香りに惹かれて行くと、そこで、なんともユニークな形のキャンドルスタンドを発見。

泉原正信先生のお店です。
「ケルトタイプ」だそうです。

 


どうしても欲しくなり、値段交渉の末、購入。
作家の先生にしてみれば、愛着のある自信作を値切られたとき、いったいどんな気持ちになるのでしょうか。

なんだか、申し訳ないような複雑な気分。

 

 

彼の息子が作ったという、ミルクピッチャーとシュガーポットのセットも入手。
去年、同じ陶器市で見つけた、陶器のお花を飾ってみました。



 

 

 

 

 

 

 

過去に幾度となく、訪れてるので、もうお皿やお鉢には、やや食傷気味。
目がいくのは、アクセサリやディスプレイ用の小物たち。

即席の野外ステージでは、アマチュアバンドが
ジャズ演奏をしています。


歩きつかれたら、コーヒーブレイク。
こんなおしゃれな「御休憩何処」が、至るところにあります。


歩いていたら、Euan (ユアン、釉庵)のお店を見つけました。
彼は、5年程前に益子に窯築し、燃料も時間も大幅に節約できるという、
環境に優しい窯を開発しました。

 

今では、その窯を使う陶芸家の方が益子で増えているそうです。
景色が良いでしょ?釉庵のお皿。

慣れた手つきで、熱心にロクロをまわす手からは、
魔法のように、「ぐい呑み」が生まれていきます。   

とぼけた表情が愛らしい陶器の猫たち。

こんなディスプレイも素敵でしょ?


「共販センター」前に出店してたお菓子屋さんで買った「窯出パン」は、
良質の小麦を使い、昔ながらの製法で作ったというもので、おいし〜い。
噛みごたえがしっかりしてるとこは、私の好きなベーグルに似てます。
でも、しっとりしてて、ほんのり甘い。
製造元は、(有)藤商、TEL0288−78−0177。
地方発送もしてるようなので、お問い合わせください。

このたびのヒットは、なんといってもキャンドルスタンド。
さっそく、パフュームキャンドルを焚いて、楽しんでます。

泉原先生、思い切り値切ってしまってごめんなさい。
少し、反省してます。(^_^;)

 

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